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『ネット副業11年目日記 「目指せ、アルファアフィリエイター! 楽天編 第16回」』

■『オーダーメイド 第4巻』のあらすじと感想パート4

 

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 なぜだか4巻から読み始める派の皆さんのために、まずは『オーダーメイド』って漫画のネタバレ設定から解説しようそうしよう!

 

 とある路地裏にある小さなお店、アダルトショップの理想郷『ユートピアン』の入り口から一番遠い棚に置いてある、1本500万円のアダルトビデオ。

 

 このAVこそが、

 

「あの娘としたい…

 でもそれは叶わぬ夢

 そんなあなた

「あの娘としたい」は叶わずとも

「あの娘でしたい」を叶えます

 あなたの欲望

 具現化してみませんか?

 どんな娘でもそっくりに

 オーダーメイドAV」

 

 という、夢のオーダーメイドアダルトビデオである。

 

 誰でも500万円を払えば、リサーチ・製作に1ヵ月で、自分のオーダー通りの女(あくまで超ソックリさん)が出演するAVをゲットできちゃうんです。

 

 じゃあ、そろそろ[4巻のネタバレ!設定とあらすじの解説]パート4に参りましょう。

 

 今回はさすが最終回、いきなり趣向を変えて、大学のミステリー愛好会の部室からスタートします。

 

 部員Aがひとりで本を読んでいると、部員Bが部室にやってきます。「ナニ読んでんの?」と聞かれた部員Aが、「卒業して出版社に就職した先輩が送ってくれた屑本の山の1冊だよ」と教えます。

 

 で、その読んでる屑本が『オーダーメイド』って題名で、500万円AVの謎を追う女フリージャーナリストが書いた本でございます。本を書いたってことは、前回の潜入取材から無事に生きて帰って来れたんですね、パチパチパチ。

 

 部員Aが部員Bにこの本の説明を続けます。

「500万円のAVを売っている、アダルトショップがある。

 その500万円AVを買った客は悲惨な結末を迎えることになる。そんな客の一人がこの本を書いた女記者のカレシだ。

 この女記者は500万円AVを観たカレシに殺されそうになるも、逆にカレシが自滅して死んだのをきっかけに、この500万円AVの謎を追い始める。

 悪戦苦闘の末(訳注:超ファインプレーの連続の末)、ある事件にたどり着く。

 ある事件とは数年前のテレビ番組で、美容整形外科医が亡き妻蘇りプロジェクトと題して、大金を積んで整形希望者を募集してオーディションを開催するも、世間の大バッシングを受けた末、自殺してしまったという事件。

 なんと500万円AVを買って悲惨な目にあった客は皆、このテレビ番組で批判的なコメントを残していたことが次第に判明す。

 そして、自殺したことになっていた美容整形外科医が実は、来院した客を身代わりにし、今も生きて500万円AVを作り続けていると。

 その店を遂に突き止めた女記者がその店に潜入取材する」。

 

「で、それから?」って部員Bが聞くと、「まだソコまでしか読んだない」と部員A。「じゃあ、俺も読むか」って部員Bが屑本を手に取ったところから、文中へGO!

 

 さて、アダルトショップの理想郷『ユートピアン』に潜入取材した女記者だか女フリージャーナリストだかはいきなり、500万円AV制作チームのボスこと、『ユートピアン』の店長兼元天才美容整形外科医に正体を見破られ、同チームのメイク女に首に注射を打たれて、気を失います。

 

 女フリージャーナリストが目を覚ますと、手枷、足枷などでガチガチに地ベタに拘束されていて、メガネタイプのDVDレコーダーで目隠しもされています。

 

 そして、500万円AV制作チームのボスが、ある意味500万円AVの元となったという映像を再生し、女フリージャーナリストに強制的に鑑賞させます。

 

 その映像とは、まだ天才美容整形外科医だったボスが、妻と生まれたばかりの息子を映したホームビデオ。

 

 普通と1点だけ違ったのが、撮影している機材が普通のビデオカメラではなく、ビデオカメラを仕込んだメガネを妻がかけて、妻目線で撮影していること。

 

 その特殊なワケは、親バカの天才美容整形外科医が、自分が仕事で留守の間の子供の様子を知りたいってことみたいです。

 

 ああ、ちなみに、そのメガネビデオで撮った映像はネットで飛ばして、遠隔地でも観れるみたいですよ。

 

 旦那に言われた通り、メガネビデオをかけた妻は、子供とお買い物に出かけます。

 そんでぇ~、お買い物から帰宅すると強盗がいて~、この強盗ってのが胸から首にかけて刺青がある男です。ええ、500万円AV制作チームのボスの今の姿です。

 

 予想を裏切ることなく、妻は強盗に殴られながらレイプされます。赤ん坊はそこらに転がされます。

 

 親バカの天才美容整形外科医は仕事の合間にこの映像を遠隔視聴し、慌てて飛んで家に帰ります。

 

 この辺りから、500万円AV制作チームのボスこと、『ユートピアン』の店長兼元天才美容整形外科医が、女フリージャーナリストに映像を見せつつ、映像解説を始めます。

 

「しかし時、既に遅し。レイプされた妻は現実逃避し、狂ってしまった。どうやらレイプされたのではなく、昔の元カレとセックスしていると思い込み、レイプの一部始終を奥さま目線で撮影した映像を観ながら、ひたすらオナニーする狂女になってしまった」と。

 

 その後、美容整形外科医は、タマッタマ自分の病院に刺青を消しにきた、妻を強盗レイプした男を自分ソックリに整形した上で自殺に見せかけて殺し、自分は強盗レイプ男に全身整形して、500万円AV制作チームのボスこと、『ユートピアン』の店長兼元天才美容整形外科医になって、500万円AVで復讐をしてきた、とのこと。

 

 そこでまた、女フリージャーナリストは首に注射を打たれて気を失い、目が覚めたら、今度は自分の家の布団の上でした。

 

 う~ん、夢か真かよく分かんないけど、なぜだか500万円AVの謎を追うって使命感みたいのはキレイさっぱり消えちゃった、テヘペロ。

 

 で、その後、ヤリ逃げした形になっていた先輩男探偵に会ったら、「やっぱり途中で怖くなっちゃって、結局行けませんでした、テヘペロ」と抜かします、このアマ。

 

 でも、ちゃっかり『オ―ダーメイト』って屑本は書きあげて、「天才美容整形外科医がわざわざ妻をレイプした強盗男のソックリさんになったわけは、強盗レイプ男の姿じゃないと妻がセックスできないから。ん? 亡き妻じゃなくて、ホントは妻はまだ生きてるの? 死んで冷凍保存されているのは妻ソックリさんに整形された別人で、ホンモノの妻は他の女の姿で生きているのでは?」などと安っすい考察を書き連ねます。

 

 そして、「真相は分からない。ただ確かなことは男が今日も誰かを整形し、誰かそっくりな人間を生み出し、そして――それを素材にオーダーメイドAVを作っていることだ。――完」と強引に締めて終わった屑本、『オ―ダーメイド』を読み終えた部員Bが「典型的なダメミステリーだよコレ!!」と叫びます。

 

 部員Aはあとがきまで読みます。でも、あとがきを読み終えて、「ふざけんな、メーン!」って感じで、「無駄な時間を過ごした」と怒っている部員Bと飲みにいきます。

 

 そのあとがきには、「私はオカルトが嫌い。これは実体験。でも、もうお店はなかった。でもでも、きっと新しい場所でまたお店をやっているはず。読者のアナタも街の噂に導かれて、新生アダルトショップの理想郷『ユートピアン』にいざなわれるかもしれないから、気をつけてね!」と…。

 

 実際、飲みに行って酔っ払った部員Bは、そのあとがき通りの超ファインプレーで、新生アダルトショップの理想郷『ユートピアン』にいざなわれて…完!

 

 というわけで、そろそろ感想でシメましょうか。まあ、ところどころで感想を漏らしましたが、『オ―ダーメイド』全4巻はコレにて終了しましたが、全編を通して超ファインプレーこと、ご都合主義の連続、ベタなトラウマの連発、どっかで聞いたありがちなストーリの連射などなどは、ある意味、とってもおもしろかったです、ええ。

 

 後、コレは最後まで言おうかどうか迷ったけど、「典型的なダメミステリーだよコレ!!」、言ったった!

 

 

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